カーボンニュートラルに挑む Vol.1
カーボンニュートラルに挑む
再エネ電力自給率100%を目指して
限られた資源を大切に使うこと、クリーンなエネルギーで持続可能な社会をつくること。これらは、地球で生きる全ての人に共通する課題です。
三菱マテリアルは中期経営戦略2030において、私たちの目指す姿を「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」と掲げ、再生可能エネルギーの活用と温室効果ガス(GHG)削減に取り組んでいます。
今号では、カーボンニュートラルの実現に取り組む、三菱マテリアルの挑戦の軌跡を紐解きます。
限られた資源を大切に使うこと、クリーンなエネルギーで持続可能な社会をつくること。これらは、地球で生きる全ての人に共通する課題です。
三菱マテリアルは中期経営戦略2030において、私たちの目指す姿を「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」と掲げ、再生可能エネルギーの活用と温室効果ガス(GHG)削減に取り組んでいます。
今号では、カーボンニュートラルの実現に取り組む、三菱マテリアルの挑戦の軌跡を紐解きます。

三菱マテリアルは、国の目標年である2050年度より5年前倒した2045年度をカーボンニュートラルの目標年とし、温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定しました。また2050年度には、自社で消費する電力に匹敵する再エネ発電を実現し、実質的な再エネ電力自給率100%を目指しています。
クリーンなエネルギーを創る
三菱マテリアルは持続可能な社会の実現に向け、再エネ発電によってクリーンなエネルギーを「創る」取り組みと、GHGを「減らす」取り組みを、合わせて実践しています。
ここでは、クリーンなエネルギーを「創る」取り組みをご紹介します。
ここでは、クリーンなエネルギーを「創る」取り組みをご紹介します。
地熱
鉱山開発の知見を活用
地熱発電の歴史は、炭鉱や金属鉱山の経営から始まります。鉱山の開発に携わる中、必要とされる電力を地熱で発電し、国内の導入草創期より他社に先駆けて開発・運用の知見を培ってきました。地熱資源の探査から発電設備の建設・創業まで、50年以上に及ぶ地熱開発実績に基づき、安定した再生可能エネルギーの開発、発電事業を進めています。

水力
100年以上の操業実績
三菱マテリアルの水力発電は1898年から続く、長い歴史があります。秋田県においては鉱山の動力用電力の供給などを目的として、2021年までに7つの水力発電所を建設してきました。さらに2022年には、秋田県で69年ぶりとなる小又川新発電所が稼働し、現在は秋田県内に計5ヶ所の水力発電所を有し、地域社会への電力安定供給に貢献しています。

太陽光
遊休地を活用
三菱マテリアルグループの遊休地を活用し、三菱HCキャピタル株式 会社と共同で、エルエムサンパワーを設立、2013年から太陽光発電事業に着手しました。2017年までに真壁(茨城県)、福井(福井県)、鳥越(福岡県)、入釡(宮城県)、矢吹(福島県)の5ヶ所で発電所を建設し、運転しています。また当社は近年、ペロブスカイト太陽電池を開発する企業へ追加出資し、太陽光発電普及に貢献しています。

風力
社有林を活かして
三菱マテリアルと株式会社レノバは、北海道今金町で風力発電事業を計画しています。三菱マテリアルが保有している社有林を、新たな再生可能エネルギーの事業用地として有効活用します。2031年の営業運転開始を目指しています。

画像はイメージです。