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2024.04.08

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カーボンニュートラルに挑む Vol.2

GHG 排出量を減らす

三菱マテリアルは新たな研究開発や社有林の管理など、幅広い視点からGHG 排出量を減らすための取り組みを進めています。ここではGHG 排出量を「減らす」取り組みをご紹介します。

各事業所の電力を 再エネ電力に切り替え

三菱マテリアルグループにおける国内電力消費量の約60%を占める金属事業部門では、2028年度までに購入電力をすべて再エネ由来の電力へ切り替え予定です。また明石製作所(兵庫県)とエコマネジメント株式会社妙法事業所(和歌山県)では、太陽光発電オンサイトサービス(PPAモデル)で設置した太陽光発電設備を運転し、事業活動に活用しています。

画像はイメージです。

技術の力でCO2を「再利用する」研究開発を推進

三菱マテリアルはカーボンリサイクルプロセスの研究開発を進めています。2018年の試験ではCO2を分解し、微粒子の「炭素ナノ材料」を回収することに成功しました。この炭素ナノ材料は、タイヤの補強材や電池材料など、多様な用途への応用が期待されます。今後も、CO2の再利用を実現できる画期的なプロセスを生み出していきます。

炭素ナノ材料

環境に配慮した製品・技術を生み出す

環境に配慮した製品や技術も強みの一つです。世界に誇る「三菱連続製銅法」は、亜硫酸ガスの漏煙を防止でき、無公害のシステムとして確立されています。また、国内初となるリサイクル金属ブランド「REMINE」は、国際規格に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関による検証を受けた、より高い信頼性を確保した非鉄金属製品です。2024年1月より第1弾として、リサイクル材料含有率100%の「電気錫」と99.6%以上の「電気鉛」の販売を開始しています。

マテリアルの森の環境保全で地球温暖化防止に貢献

三菱マテリアルは国内に1.4万ha の社 有林「マテリアルの森」を保有し、生物多様性を保全しながら木材生産や植林をしています。森林にはCO2の固定化といった環境保全の機能があります。その中で、手稲山林(北海道)は、森林整備における環境負荷の低い作業システムなどが評価され、環境省の自然共生サイト認定を受けています。