タグから探す

2025.04.23

0

SHARE

安全への取り組み Vol.3 ~安全衛生教育の強化~

体感教育はゼロ災への第一歩

三菱マテリアルグループの労働災害撲滅を目指し、安全衛生教育センター「緑館(みどりかん)」(埼玉県さいたま市)を建設し2017年3月1日から運営しています。

安全衛生教育センター「緑館」とは
安全衛生教育センター「緑館」は、当社のみならず当社グループ従業員を対象に、
・従業員の危険感受性向上を目的とした危険体感教育(体験教育)
・各種安全衛生教育(講習教育)
を実施可能な設備を備えた施設です。

危険体感教育では作業現場の実態を踏まえ、日常作業に潜む危険を疑似体験することにより、危険感受性の向上を図ることができます。三菱マテリアルグループ全体で発生しうる種々の災害を選定した多彩なプログラムメニューが特徴となっています。

講習室では、労働安全衛生に関する知識教育、各種の特殊作業に必要な特別教育、更には三菱マテリアルグループで過去に発生した事例のコンピュータグラフィック動画を使った安全教育等を実施しています。
おもな体感教育

挟まれ・巻込まれ体感

エアシリンダー残圧挟まれ体感

高所作業危険体感
(人体模型を落下させています)

玉掛け危険体感

爆発・ガス危険体感

薬液・高圧水危険体感

フォークリフト危険体感

電気危険体感

生活災害危険体感

旋盤巻込まれ体感

切創体感

爆発危険体感

電源操作危険体感

バーチャルリアリティーを活用した危険体感
バーチャルリアリティー(仮想現実)技術を活用した危険体感装置「VR危険体感装置」を2018年度より運用開始しました。
当社で実際に発生した過去の労働災害をもとに、やけど、転落、挟まれ、巻き込まれなどの労働災害をCG映像で再現して擬似体感することが可能となりました。
360°の映像の中で被験者の行動をVR上で反映することができ、例えば、ローラーを回転させて掃除中に手を巻き込まれる災害や、点検口からの掃除中に熱風が吹き出すやけど災害などについて、あたかも実際に作業をやっているような臨場感の中で疑似体感をすることができます。
分解可搬式となっており、当社の各工場・関係会社における安全教育で活用しています。
(左)VR危険体感装置(ゴーグル及び補助装置)
(右上)ベルトコンベア巻き込まれ災害CG
(右下)フォークリフト激突災害CG