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2025.04.11

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安全への取り組み Vol.1 ~安全への取り組みの基本施策~

三菱マテリアルグループは、2014年に四日市工場(2023年3月31日に㈱SUMCOへ譲渡)で発生した爆発火災事故を厳粛に受け止め、このような事故・災害を二度と起こさないため、安全管理体制の見直しや各種の安全衛生の向上を進めています。

安全への取り組みの基本施策

当社グループは、行動規範の第2章において「私たちは、安全と健康をすべてに優先します」と定めています。これは、従業員の安全と健康無くしては、従業員と家族の安定した生活や幸福が実現されず、順調な操業も望み得ない、ひいては会社の発展もあり得ないという考えに基づいています。
当社グループ安全・健康基本方針
1.社長以下管理監督者の「陣頭指揮・率先垂範」のもと、「従業員の全員参加による安全衛生活動」を実施する。
2.全従業員が労働安全衛生法をはじめ、関連法令やマニュアル、作業手順を順守すると共に、一人ひとりが「決められたことは必ず守る・守らせる」職場風土を形成する。
3.「風通しの良い職場づくり」と「健康づくり」活動を通じて、全従業員が「心身共に健康で明るく働きやすい職場づくり」に努める。
4.「社会の規範となる交通安全活動を推進する」という考えのもと、交通事故の絶滅を期すため、厚生労働省「交通労働災害防止ガイドライン」に基づく防止対策を推進すると共に、全従業員の交通モラルの高揚を図る。

ゼロ災プロジェクト
2014年4月から新たな「ゼロ災プロジェクト」を立ち上げ、休日4日以上の重篤な災害発生ゼロを目標として、当社グループの安全衛生基盤の強化に取り組んでいます。その推進のため、本社のサステナビリティ推進部安全環境品質室を中心に当社グループが一体となった安全管理体制を拡充・構築しています。

安全管理体制の特徴

1.グループ会社を含めた所管事業所における安全衛生活動の進捗や問題点について、各事業部門に配置された安全担当者とサステナビリティ推進部安全環境品質室との安全ミーティングで情報共有し、解決策の協議等を行います。
2.事業部門の枠を超えた事項については、上記の安全担当者が参加するゼロ災推進部会において報告・協議等を行います。
3.労使一体となったゼロ災遂行体制をとっています。会社側と労働組合側のメンバーがゼロ災労使連絡会において議論を行います。
4.各事業所に安全責任者、安全担当者及び安全指導員が配置され、安全活動の推進役を務めています。それぞれ、当社グループ全体の会議を定期的に開催し、幅広い業種の当社グループの多様な災害情報や安全衛生活動に関する情報交換を行います。
三菱マテリアルグループの安全推進体制(概念図)
重点実施事項
安全への取り組みの基本施策として、毎年安全管理重点実施事項を定めて活動しています。
2025年度の重点実施事項は
リスクアセスメントによる設備安全化の徹底
◇ 「機械電気」型及び設備に起因する「取扱物質」型の重篤な災害は長期的に見れば減少傾向にあるものの、まだ低減できていない残留リスクがあり、リスク低減率のみならず、認知されていない危険源に起因する事故も少なからず発生している。
◇ 発生している設備起因の災害にリスクアセスメントが行われているにもかかわらず発生しているものが散見していた。
災害情報の振り返りによる類似災害防止
◇ 当該事業所や当社グループ内で過去に発生した災害と類似した災害が発生している。

これらの事項を基軸として各事業所及び全社で毎年PDCAサイクルを回す労働安全衛生マネジメントシステムを展開しています。