循環に価値を。 Vol.2
「循環をデザインする」ということは、
「地球からの贈り物を、無駄なく生かす」ということ。
金属資源が足りない。
もっと「循環」の力が必要だ。
銅精鉱の確保量
50 万トン以上 が目標
熱や電気を効率よく通す素材「銅」は、スマ ートフォンから電気自動車まであらゆる機器に使われる、無くてはならない基礎素材です。銅への需要は今後も増加が続くと見込まれますが、一方で2025年以降は需要を満たすだけの銅が供給できなくなり、2030年には550万トンの供給不足になると言われています。
2030年度に「非鉄金属の資源循環におけるリーダー」を目指す三菱マテリアルは、銅を製錬する際の原料となる銅精鉱の安定確保に取り組みます。近年では、2021年にチリのMantoverde 銅鉱山の権益を取得したように、継続的な鉱山投資により、権益保有鉱山からの銅精鉱確保量50万トン以上を目指します。さらに、銅鉱石を産出する「銅鉱床」に含まれる、さまざまな希少な金属を確実に回収していくための技術開発や、温室効果ガス削減など環境に配慮した製錬の仕組み構築を進めます。
2030年度に「非鉄金属の資源循環におけるリーダー」を目指す三菱マテリアルは、銅を製錬する際の原料となる銅精鉱の安定確保に取り組みます。近年では、2021年にチリのMantoverde 銅鉱山の権益を取得したように、継続的な鉱山投資により、権益保有鉱山からの銅精鉱確保量50万トン以上を目指します。さらに、銅鉱石を産出する「銅鉱床」に含まれる、さまざまな希少な金属を確実に回収していくための技術開発や、温室効果ガス削減など環境に配慮した製錬の仕組み構築を進めます。
世界トップクラスの
電気銅供給能力を活かす
また、地球から採掘している以上、金属資源は有限です。そこで私たちが着目しているのが、電子機器類の基板にすでに使われている金・銀・銅などの金属です。役目を終えた電子機器から「E-Scrap」と呼ばれる廃基板を取り出し、再び素材として使えるようにする。近年、電子機器類のリサイクル率が向上したことにより、E-Scrapの発生量は10年以内に2倍以上に増えると言われています。また、銅 需要の増加などを受けて、世界的にE-Scrapの「囲い込み」が常態化すると見込まれます。
三菱マテリアルは、E-Scrap の処理量で世界トップクラスを誇ります。年間16万トンの処理能力を有し、今後のE-Scrap 市場の拡大を見込み、更なる処理能力の増強を目指しています。また、E-Scrap 取引に必要な情報を24時間いつでもオンライン上で確認できるプラットフォーム「MEX」の運用を2021年から開始し、E-Scrapの取引をより便利にしています。
これらの取り組みに加え、さらに、海外展開も加速させ、世界トップクラスの電気銅供給能力をもとに、三菱マテリアルは資源循環の「コアサプライヤー」としての地位を確立します。
三菱マテリアルは、E-Scrap の処理量で世界トップクラスを誇ります。年間16万トンの処理能力を有し、今後のE-Scrap 市場の拡大を見込み、更なる処理能力の増強を目指しています。また、E-Scrap 取引に必要な情報を24時間いつでもオンライン上で確認できるプラットフォーム「MEX」の運用を2021年から開始し、E-Scrapの取引をより便利にしています。
これらの取り組みに加え、さらに、海外展開も加速させ、世界トップクラスの電気銅供給能力をもとに、三菱マテリアルは資源循環の「コアサプライヤー」としての地位を確立します。

FOCUS
循環の力で新しい電池の未来を拓く
LIBリサイクルプロセスを早期開発へ
xEVが社会に浸透することで、廃棄されるリチウムイオン電池(LIB)は2030年度には数十倍に増加します。そこで三菱マテリアルは、エンビプロ・ホールディングスとVOLTAと共同で、事業化を前提としたLIBのリサイクル技術開発を目指しています。E-Scrapビジネスで構築したネットワークを活かして、事業の鍵となる「ブラックマス」(LIBを放電・乾燥・破砕・選別したリチウム、コバルト、ニッケルの濃縮滓)を各所から集荷。グローバルな競争力を強化します。
循環の力で新しい電池の未来を拓く
LIBリサイクルプロセスを早期開発へ
xEVが社会に浸透することで、廃棄されるリチウムイオン電池(LIB)は2030年度には数十倍に増加します。そこで三菱マテリアルは、エンビプロ・ホールディングスとVOLTAと共同で、事業化を前提としたLIBのリサイクル技術開発を目指しています。E-Scrapビジネスで構築したネットワークを活かして、事業の鍵となる「ブラックマス」(LIBを放電・乾燥・破砕・選別したリチウム、コバルト、ニッケルの濃縮滓)を各所から集荷。グローバルな競争力を強化します。
