金属と社会を、クリーンにつくり出す Vol.3
なぜ今、新ブランドを立ち上げたの?
金属を、もっとクリーンに循環させるため
新たな金属ブランド
「REMINE」シリーズ誕生

「REMINE」とは?
三菱マテリアルは、非鉄金属製品におけるリサイクル材料の含有率を明示した、国内初のリサイクル金属ブランド「REMINE」を立ち上げました。第一弾として「電気錫」と「電気鉛」を販売。
「REMINE」シリーズは三菱マテリアルのリサイクル技術を用いた非鉄金属製品について、国際規格ISO14021に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関による検証を受けた、信頼性を確保した非鉄金属製品です。
三菱マテリアルは、非鉄金属製品におけるリサイクル材料の含有率を明示した、国内初のリサイクル金属ブランド「REMINE」を立ち上げました。第一弾として「電気錫」と「電気鉛」を販売。
「REMINE」シリーズは三菱マテリアルのリサイクル技術を用いた非鉄金属製品について、国際規格ISO14021に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関による検証を受けた、信頼性を確保した非鉄金属製品です。
REMINE事業開発の旗振り役

三菱マテリアル 金属事業カンパニー
資源循環事業部 事業開発部 部長補佐
古賀 沙織
当社の技術とニーズが合致した今こそ、新しい価値を生み出せる
当社は従来から、リサイクル材料を使って金属製品を製造しています。リサイクル材料は種類、形状もさまざまで、材料として使用するためには前処理が必要であったり、天然資源には無い元素が含まれていたりするので、技術も手間もコストもかかります。当社は長年、こうした課題と向き合いながら技術を磨き、お 客様に製品を届けてきました。培った技術と、社会的ニーズが合致した今こそ、リサイクル金属をブランド化し新たな価値を生み出すタイミングであると考え、REMINEを企画しました。
サステナブルな社会の実現に向けて、資源循環・環境負荷低減の観点からサプライチェーンにおける製品中の原材料などの情報の透明性、ならびに追跡可能性(トレーサビリティ)を確保することは、今後ますます重要になります。国際規格という明確なルールに従ってリサイクル材料の含有率を算出し、第三者検証を完了することで高い信頼性を確保させたのがREMINEです。電子機器や自動車、繊維など、さまざまな業界のトップ企業がリサイクル材料の使用をコミットしている時代だからこそ、REMINE の需要は拡大すると確信しています。
REMINEが、循環のループを「太く強く」していく
三菱マテリアルが社会から期待されていることは、循環のループを太く強くすることだと考えます。従来、リサイクル材料は天然材料よりも安く、手に入れやすい材料でした。しかし世界がサーキュラーエコノミー実現に向けて動く現代では、リサイクル材料の価値が高くなりました。国や事業者はより厳しい目で再資源化事業者を選び、自分たちが排出したモノがどう処理され、どんな製品に生まれ変わるかを知りたがっています。
言い換えれば、当社が、リサイクル材料を使った製品に付加価値を与えれば「選ばれる」存在になれますし、自ずとリサイクル材料が集まってくるはずです。当社のリサイクル技術を広く知ってもらい、スクラップの集荷力を向上させ、より多くのリサイクル金属を世に生み出すことで、循環のループを太く強くしていくことが期待されています。
私は事業開発部の一員として、REMINEを世に送り出すことはできましたが、経済性を高めるためには一層の工夫が必要だと強く感じています。環境変化が速いため、情報収集や関係者との議論を継続しながら、培った技術的知見・経験と社内外の人脈を活かし、利益を生むビジネスを追求していきます。
当社は従来から、リサイクル材料を使って金属製品を製造しています。リサイクル材料は種類、形状もさまざまで、材料として使用するためには前処理が必要であったり、天然資源には無い元素が含まれていたりするので、技術も手間もコストもかかります。当社は長年、こうした課題と向き合いながら技術を磨き、お 客様に製品を届けてきました。培った技術と、社会的ニーズが合致した今こそ、リサイクル金属をブランド化し新たな価値を生み出すタイミングであると考え、REMINEを企画しました。
サステナブルな社会の実現に向けて、資源循環・環境負荷低減の観点からサプライチェーンにおける製品中の原材料などの情報の透明性、ならびに追跡可能性(トレーサビリティ)を確保することは、今後ますます重要になります。国際規格という明確なルールに従ってリサイクル材料の含有率を算出し、第三者検証を完了することで高い信頼性を確保させたのがREMINEです。電子機器や自動車、繊維など、さまざまな業界のトップ企業がリサイクル材料の使用をコミットしている時代だからこそ、REMINE の需要は拡大すると確信しています。
REMINEが、循環のループを「太く強く」していく
三菱マテリアルが社会から期待されていることは、循環のループを太く強くすることだと考えます。従来、リサイクル材料は天然材料よりも安く、手に入れやすい材料でした。しかし世界がサーキュラーエコノミー実現に向けて動く現代では、リサイクル材料の価値が高くなりました。国や事業者はより厳しい目で再資源化事業者を選び、自分たちが排出したモノがどう処理され、どんな製品に生まれ変わるかを知りたがっています。
言い換えれば、当社が、リサイクル材料を使った製品に付加価値を与えれば「選ばれる」存在になれますし、自ずとリサイクル材料が集まってくるはずです。当社のリサイクル技術を広く知ってもらい、スクラップの集荷力を向上させ、より多くのリサイクル金属を世に生み出すことで、循環のループを太く強くしていくことが期待されています。
私は事業開発部の一員として、REMINEを世に送り出すことはできましたが、経済性を高めるためには一層の工夫が必要だと強く感じています。環境変化が速いため、情報収集や関係者との議論を継続しながら、培った技術的知見・経験と社内外の人脈を活かし、利益を生むビジネスを追求していきます。
REMINE営業担当

三菱マテリアル 金属事業カンパニー
製錬事業部 営業部 副部長
高梨 友宏(左)
三菱マテリアル 金属事業カンパニー
製錬事業部 営業部
鉛・錫・副産品課 課長補佐
渡邉 絵美子(右)
お客様にも、その先のお客様にもトレーサビリティを確保
私たち営業部は、当社のリサイクルや環境 への取り組みについて訴求し、直接のお客様だけでなくその先のお客様にも当社の REMINE 製品の価値を認めていただけるよう取り組んでいます。こうした日々の取り組みにより、「電気鉛」は主に自動車用蓄電池や産業用蓄電池としてお客様に使用していただき、「電気錫」は鉛フリーはんだの原料や、化成品、ぶりきとして使用していただいています。
これまでも当社の電気鉛・電気錫製品は、リサイクル原料由来の製品としてPR・販売してきましたが、長いサプライチェーンを辿って最終ユーザーに証明する術はありませんでした。しかし今回、ISOの認証を第三者機関を通じて取得したことで、国際規格という明確な 基準のもと、当社製品がリサイクル原料由来であることをアピールすることができるようになりました。また、直接のお客様やその先のお客様にとっても、トレーサビリティを確保することが容易になります。資源循環と脱炭素を実現し、持続可能で環境に配慮したクリーンな原料由来の製品であるというアプローチをもって、お客様に訴求することが可能になります。
回収できる金属の種類を増やし、資源循環を一層拡大へ
天然資源には限りがあり、特に日本は資源が乏しくサーキュラーエコノミーの実現が急務と考えています。資源の安定的な確保は、持続可能な経済活動の土台であり、近年、限られた資源を循環させて活用する取り組みの 重要性が再認識されています。加えて当社は、これまで積み重ねてきたリサイクル技術による資源循環・環境負荷低減への取り組みを強化し、社会全体に貢献するだけでなく、サプライチェーンにおける原材料などの情報の透明性やトレーサビリティを確保することが重要な責任だと考えています。今後は、回収できる金属の種類を増やすことで、資源循環の領域を拡大することが求められていると考えます。
これまで当社は、培った製錬技術により回 収された金属製品を世に送り出してきました。今後はそれだけでなく、サプライチェーンの中で排出されるスクラップなどを回収し、当社のみならずお客様や関係者の皆さまと、資源循環をデザインする仕組みづくりを推進したいと思っています。
私たち営業部は、当社のリサイクルや環境 への取り組みについて訴求し、直接のお客様だけでなくその先のお客様にも当社の REMINE 製品の価値を認めていただけるよう取り組んでいます。こうした日々の取り組みにより、「電気鉛」は主に自動車用蓄電池や産業用蓄電池としてお客様に使用していただき、「電気錫」は鉛フリーはんだの原料や、化成品、ぶりきとして使用していただいています。
これまでも当社の電気鉛・電気錫製品は、リサイクル原料由来の製品としてPR・販売してきましたが、長いサプライチェーンを辿って最終ユーザーに証明する術はありませんでした。しかし今回、ISOの認証を第三者機関を通じて取得したことで、国際規格という明確な 基準のもと、当社製品がリサイクル原料由来であることをアピールすることができるようになりました。また、直接のお客様やその先のお客様にとっても、トレーサビリティを確保することが容易になります。資源循環と脱炭素を実現し、持続可能で環境に配慮したクリーンな原料由来の製品であるというアプローチをもって、お客様に訴求することが可能になります。
回収できる金属の種類を増やし、資源循環を一層拡大へ
天然資源には限りがあり、特に日本は資源が乏しくサーキュラーエコノミーの実現が急務と考えています。資源の安定的な確保は、持続可能な経済活動の土台であり、近年、限られた資源を循環させて活用する取り組みの 重要性が再認識されています。加えて当社は、これまで積み重ねてきたリサイクル技術による資源循環・環境負荷低減への取り組みを強化し、社会全体に貢献するだけでなく、サプライチェーンにおける原材料などの情報の透明性やトレーサビリティを確保することが重要な責任だと考えています。今後は、回収できる金属の種類を増やすことで、資源循環の領域を拡大することが求められていると考えます。
これまで当社は、培った製錬技術により回 収された金属製品を世に送り出してきました。今後はそれだけでなく、サプライチェーンの中で排出されるスクラップなどを回収し、当社のみならずお客様や関係者の皆さまと、資源循環をデザインする仕組みづくりを推進したいと思っています。