太陽光発電はいまや国内で使用されるエネルギーのおよそ10％を占めています。発電に使用される太陽光パネルは、落雷が発生すると周囲の送電線に異常な高電圧（サージ）が発生することがあり、それが電子回路に侵入することで故障につながります。そこでサージを吸収し、電子機器を保護する役割を担うのが、サージアブソーバと呼ばれる部品です。
サージアブソーバは通常の電圧では動作せず、サージの侵入に反応して作動します。そのため、サージに対する応答が早いほど電子機器を保護する性能が高くなります。三菱マテリアルは、独自に開発した「マイクロギャップ方式」という設計技術を用いることで、サージへの応答性が高い、高性能のサージアブソーバを社会に提供しています。
異常気象による落雷の増加や、小型化する電子機器への対応など、サージアブソーバに対する要求は日々高まっています。当社では、より耐久性の高い、小型の製品の開発を進めていきます。

誘導雷サージ（雷害）やノイズなどの異常電圧から、あらゆる電子機器を保護するために開発された製品です。取り扱いや取り付けが簡単で、繰り返しサージに強く、長寿命なことが特長です。