大地の豊かなエネルギー 地熱発電への挑戦 Vol.5
三菱マテリアルの地熱発電事業に期待すること
三菱マテリアルは、地熱発電事業を自治体や民間企業など、さまざまな関係者と協調しながら進めています。
地域のパートナーである秋田県、ともに開発を行うパートナーの三菱ガス化学(株)、そして資源開発を専攻し、次世代を担う学生さんからメッセージをいただきました。
地域のパートナーである秋田県、ともに開発を行うパートナーの三菱ガス化学(株)、そして資源開発を専攻し、次世代を担う学生さんからメッセージをいただきました。
秋田の潜在力を“価値化”してほしい

秋田県 産業労働部 新エネルギー政策統括監
阿部 泰久さん
眠っている秋田のポテンシャルを、社会に役立つ形 で“価値化”する。三菱マテリアルの地熱発電事業には、そんな大きな意義があると考えています。地熱は、何もしなければただそこに眠っているだけですが、ひとたび開発されれば、安定的にクリーンなエネルギーを生み出し続けてくれるからです。
私は入庁当時から、三菱マテリアルの方々と仕事をしてきました。その中で強く感じてきたのが、同社の “人”の力です。地熱発電が下火になった時代に、業界全体で人材が空洞化しましたが、三菱マテリアルは事業を一貫して継続していたことで、幅広い年代で優れた人材が揃っているのです。澄川地熱発電所の建設の際には、メンバーそれぞれが多様な意見を持ち、それらを十分に闘わせた上で最善の計画にまとめ上げており、とてもたくましかったですね。最近では、新たな発電所建設に向け、関係各所へ丁寧に説明に回ってくださっています。
地熱発電は、安定的に供給され、CO2排出量も少ないため、秋田のみならず、全人類にとっても恩恵をもたらすエネルギーであると言っても過言ではないでしょう。当然、地元では雇用や仕事も生まれ、地域経済の活性化にもつながっています。現在も、新規建設のための調査が継続中です。なんとか無事に着工となることを願っています。また、調査を行うこと自体が、人材の育成・知見の蓄積となります。今後も、地熱発電のさらなる発展に向けて、共に頑張っていきたいですね。
私は入庁当時から、三菱マテリアルの方々と仕事をしてきました。その中で強く感じてきたのが、同社の “人”の力です。地熱発電が下火になった時代に、業界全体で人材が空洞化しましたが、三菱マテリアルは事業を一貫して継続していたことで、幅広い年代で優れた人材が揃っているのです。澄川地熱発電所の建設の際には、メンバーそれぞれが多様な意見を持ち、それらを十分に闘わせた上で最善の計画にまとめ上げており、とてもたくましかったですね。最近では、新たな発電所建設に向け、関係各所へ丁寧に説明に回ってくださっています。
地熱発電は、安定的に供給され、CO2排出量も少ないため、秋田のみならず、全人類にとっても恩恵をもたらすエネルギーであると言っても過言ではないでしょう。当然、地元では雇用や仕事も生まれ、地域経済の活性化にもつながっています。現在も、新規建設のための調査が継続中です。なんとか無事に着工となることを願っています。また、調査を行うこと自体が、人材の育成・知見の蓄積となります。今後も、地熱発電のさらなる発展に向けて、共に頑張っていきたいですね。
技術力と知見、そして実行力で国内の地熱発電開発をリード

三菱ガス化学株式会社 特任理事
満田 信一さん
三菱ガス化学と三菱マテリアルは、1981年から40年以上にわたって地熱発電事業のパートナーとして共に歩んできました。三菱ガス化学は、新潟の天然ガス開発で大口径の井戸を掘削する技術、三菱マテリアルは鉱山で地下資源を探査する技術を有し、協力しながら両社の技術を進化させ、地熱開発に挑戦してきました。
この間、国の政策や経済性の観点から民間企業が撤退した時期もありましたが、我々は地道に取り組みを継続して知見を積み重ね、新たな開発につなげています。また、地熱開発に関わる技術者を継続的に養成し、技術を受け継いできました。地熱発電所を開発、建設し、操業する過程では、多くの事業者や地元の皆さまを巻き込んでプロジェクトを推進していく実行力が求められます。三菱マテリアルは豊富な経験と組織力で、安定的にプロジェクトを推進していて、その力量はトップクラスだと思います。
地熱発電は、CO2排出量が圧倒的に少ない純国産エネルギーで大きなポテンシャルがあります。新規参入の事業者も増えるなか、事業者同士でオープンに情報を共有し、協力していくことでその可能性を広げられます。政府、地方自治体、地元の皆さま、そして我々民間事業者が一体となり、地熱発電で再生可能エネルギーを生み出していきましょう。
この間、国の政策や経済性の観点から民間企業が撤退した時期もありましたが、我々は地道に取り組みを継続して知見を積み重ね、新たな開発につなげています。また、地熱開発に関わる技術者を継続的に養成し、技術を受け継いできました。地熱発電所を開発、建設し、操業する過程では、多くの事業者や地元の皆さまを巻き込んでプロジェクトを推進していく実行力が求められます。三菱マテリアルは豊富な経験と組織力で、安定的にプロジェクトを推進していて、その力量はトップクラスだと思います。
地熱発電は、CO2排出量が圧倒的に少ない純国産エネルギーで大きなポテンシャルがあります。新規参入の事業者も増えるなか、事業者同士でオープンに情報を共有し、協力していくことでその可能性を広げられます。政府、地方自治体、地元の皆さま、そして我々民間事業者が一体となり、地熱発電で再生可能エネルギーを生み出していきましょう。
エネルギーの転換点に立ち会いたい

秋田大学 国際資源学部 国際資源学科
資源開発環境コース エネルギー資源工学研究室
廣本 康己さん
私は大学で内陸地を対象とした石油の回収量を増やすためのメカニズムを研究していますが、地下を開発するという点では地熱エネルギーも同じです。地下というスケールの大きな舞台で地球と対話する資源開発にロマンを感じています。
私たち人間は、主に化石燃料を使った火力発電に頼ってきましたが、化石燃料は一度使えばなくなってしまうのに対し、地熱エネルギーは再利用することができます。しかも発電の過程でのCO2排出量が少なく、まさに持続可能な社会に寄与できるエネルギーです。地下を開発することによるマイナス影響を心配する声もありますが、大学で新しい技術や研究を学んでいる限り、その心配はないと感じています。知識をアップデートして、前向きに捉えてほしいと思います。卒業後はエネルギーに関わる仕事に就き たいと考えていますが、化石エネルギーから再生可能エネルギーにシフトする転換点に立ち会えることを楽しみにしています。
三菱マテリアルは、鉱山に始まる地下開発の歴史で培った高度な技術力があり、多くのパートナー企業とともに事業を成功させてきたことからも、外部から信頼されている企業であることが分かります。今後も地熱発電をはじめとする再生可能エネルギーの分野で、循環型社会の構築に貢献し続けてくれることを期待しています。
私たち人間は、主に化石燃料を使った火力発電に頼ってきましたが、化石燃料は一度使えばなくなってしまうのに対し、地熱エネルギーは再利用することができます。しかも発電の過程でのCO2排出量が少なく、まさに持続可能な社会に寄与できるエネルギーです。地下を開発することによるマイナス影響を心配する声もありますが、大学で新しい技術や研究を学んでいる限り、その心配はないと感じています。知識をアップデートして、前向きに捉えてほしいと思います。卒業後はエネルギーに関わる仕事に就き たいと考えていますが、化石エネルギーから再生可能エネルギーにシフトする転換点に立ち会えることを楽しみにしています。
三菱マテリアルは、鉱山に始まる地下開発の歴史で培った高度な技術力があり、多くのパートナー企業とともに事業を成功させてきたことからも、外部から信頼されている企業であることが分かります。今後も地熱発電をはじめとする再生可能エネルギーの分野で、循環型社会の構築に貢献し続けてくれることを期待しています。