CO2分解・資源化技術ってどんな技術?
世界中で二酸化炭素(CO₂)削減の取り組みが進む中、CO₂を分解して、新たな素材を製造することができたら夢のようではありませんか? 今回は、三菱マテリアルが開発を進めるCO₂分解・資源化技術をご紹介します。

ソザイに詳しい
Dr.マテリ
三菱マテリアルのラボで日々研究に勤しむ、
素材フリークな博士。
素材フリークな博士。
CO₂が「ナノ炭素」に大変身!水素も作れる!

二酸化炭素の有効利用は、多くの企業が研 究を進めている分野です。その中で三菱マテリアルの技術の特徴は、安価な「水素ガスと反応させ活性化した還元剤(粉末状の金属酸化物)」を用いることで「、ナノ炭素」と「水素」を作り出せる点。それぞれ多様な用途での活用が期待されます。

プロセスもエコなんです!
還元剤は繰り返し使用することが可能。分解に必要な温度も低いため、工場排熱や再生可能エネルギーなどを利用して分解を行うことも検討しています。
【こんなところに使用されます】

発電所・工場など
火力発電所や工場、ごみ焼却施設など、CO₂を大量に排出する施設に適用することで、CO₂の排出量を削減できます。

新たな炭素材料として
ナノ炭素材料は、タイ ヤ・ゴム製品の原料や、インキや塗料の着色剤、導電性部材への活用が見込まれています。

地球温暖化の解決までは 果てしない道のりなんじゃ。皆で協力してCO₂を削減していくことが大切なんじゃよ。