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2023.04.06

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三菱マテリアルのある街を訪ねて 〜小名浜製錬株式会社編 〜

世界中を旅する女性、あるこさんが三菱マテリアルグループの拠点がある街を訪ねます。

ナビゲーター

あるこさん

まち歩きと工場見学が趣味の女性:20代後半。​

小名浜製錬株式会社編

今回は、製錬・資源循環事業を支える小名浜製錬株式会社 小名浜製錬所がある街をご紹介します。

福島県の東南端、いわき市の「港町」にある小名浜製錬所。1963年に日本初の共同銅製錬所として創立され、今年で60周年を迎えます。そして4月からは三菱マテリアルの完全子会社となり、グループの事業をより一層支えていきます。
「南国気分」を味わえる大人気リゾート
スパリゾートハワイアンズ
温水プールや温泉、フラガールショーやファイヤーナイフダンスが楽しめるテーマパーク。観光客のほか地元住民にも愛され、小名浜製錬所の皆さんもよく訪れるそう。
いわきを彩る夏の風物詩
いわきおどり
小名浜では夏に「いわきおどり小名浜大会」を開催。自慢の衣装をまとった住民たちが「どんわっせ」の掛け声と共に、街中で踊ります。過去には小名浜製錬所の従業員も参加し、地域を盛り上げました。
地域が誇る歴史的建造物
国宝白水阿弥陀堂
平安時代後期の代表的な阿弥陀堂建築。藤原清衡の娘・徳姫が、夫・岩城則道公の供養のために建立したとされています。美しい曲線を描く屋根と、浄土式庭園が調和した優美な姿を見て楽しめます。
とろける白身が美味
メヒカリ
常磐沖は全国有数のメヒカリの漁場で、いわき市は「市の魚」としてPRしています。地元の居酒屋・酒縁てるで食べられる「酒縁てる めひかり茶漬け®」はやみつきになる人気料理です。

小名浜製錬所へようこそ!

小名浜製錬所について
原料となる銅精鉱や有価金属含有スクラップなどから、純度の高い「電気銅」を製造しています。現在は銅の製錬技術を利用することで、シュレッダーダストなど産業廃棄物の処理、金属・熱のリサイクルも展開。実は銅のほかにも、製造工程で発生する亜硫酸ガスなどから石膏や硫酸といった副製品がつくられています。
小名浜製錬所で製造している素材
有価金属リサイクル原料
電子機器の基板には、銅などの有価金属が含まれています。小名浜製錬所には世界中から「E-Scrap」と呼ばれるこの有価金属含有ス クラップが集められ、これらを粉砕した後、選別、製錬することで貴金属を回収し、銅は電気銅としてリサイクルしています。
反射炉
国内の銅製錬所で唯一稼働している反射炉では製錬原料である「銅精鉱」と、基板から回収した原料を高温で熔解し、「鈹」と「鍰」に分離します。このうち「鈹」の部分が、粗銅のもととなります。

高温でドロドロに熔けている様子は迫力がありますね

電解工場
粗銅でつくられた「アノード」を電解液に浸し、電解精製します。これにより純度99.99%以上の電気銅を製造しています。電気銅は、電線や電子機器材料などの原料になります。

案内してくれた人
事務部 総務課

渡辺 有里乃さん

2021年入社。広報を担当し、小名浜製錬所の社内報に携わるほか、法務の仕事も担う。地元のお気に入りスポットは「いわき・ら・ら・ミュウ」の魚介類市場。小名浜自慢の海産物を市場で買い、料理を楽しんでいる。

案内してくれた人
事務部 総務課

木船 憲一さん

1990年いわき製作所入社、2012年から小名浜製錬所勤務。人事・労政・渉外・庶務などを担当。地元のおすすめは小名浜港で開催されるいわき花火大会。お気に入りグルメは「たべのみ屋 火縄銃」の串焼き。