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2023.07.06

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特集:限りある金属資源を、未来につなぐ。 vol.2

使い終えた製品を、再び金属資源に

私たちの身近にある製品には、いくつもの貴重な金属が含まれています。使い終えた製品をただ捨てるのではなく、金属を取り出し、再び資源として使えるようにする。それが三菱マテリアルの技術と実績を活かした、金属資源循環です。

E-Scrap

ノートパソコンなどの電子機器類の廃基板は、銅や金、銀やパラジウムなどの有価金属を多く含む「E-Scrap」と呼ばれ、貴重な製錬原料として注目されています。

代表的な金属資源の例

家電

テレビ/エアコン/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機
廃棄された家電は手作業や機械によって解体・破砕・選別されます。テレビの基板やエアコンの熱交換器などから有価金属を回収し、再資源化につなげます。

              代表的な金属資源の例

自動車

自動車のモータからは、レアアースや銅が回収できます。レアアースとは、産出量が少なく、抽出が難しいレアメタルの一種で、スマートフォンや自動車の製造に欠かせない材料です。

        三菱マテリアルが再資源化する代表的な金属資源

LIBのリサイクルは事業化計画中
ハイブリッドを含む自動車のEV 化により、 LIBの需要は拡大傾向にある一方で、主要なLIB 材料であるリチウム、ニッケル、コバルトなどのレアメタルは近い将来の供給不足が懸念されています。
三菱マテリアルは、LIBのリサイクル工程で製造される「ブラックマス」からリチウム、ニッケル、コバルトを回収・精製するための技術開発に取り組んでいます。

切削工具

自動車や航空機の部品加工に使用される切削工具は、炭化タングステンを主成分とする超硬素材からできています。三菱マテリアルは切削工具を製造・販売し、また使用済みの切削工具を回収・リサイクルすることで新たな切削工具へと生まれ変わらせています。