三菱マテリアルのある街を訪ねて 〜八幡平グリーンエナジー株式会社編〜
日本中を旅する女性、あるこさんが三菱マテリアルグループの拠点がある街を訪ねます。

ナビゲーター
あるこさん
まち歩きと工場見学が趣味の女性:20代後半。
八幡平グリーンエナジー株式会社編
今回は、再生可能エネルギー事業を支える八幡平グリーンエナジー社がある街をご紹介。
八幡平は、知る人ぞ知る再生可能エネルギーの先進地。なんと、秋田県鹿角市の電力自給率は300%以上。八幡平グリーンエナジー社は、2カ所の地熱発電所(1カ所は蒸気設備のみ)と6カ所の水力発電所の運転と保守管理を担い、地域のインフラを支えています。
日本三大ばやしの一つ
花輪ばやし
花輪ばやし
鹿角市には歴史あるお祭りが数多くありますが、なかでも平安時代から続く「花輪ばやし」が有名。毎年8月19 ~ 20日に開催され、10台の豪華絢爛な屋台が夜通し町を練り歩き、お囃子の演奏を競い合います。ユネスコ世界無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財です。


ものすごい熱気ですね〜!皆さん、とっても楽しそう!
世界文化遺産に登録!
大湯環状列石
大湯環状列石
2つの環状列石(野中堂環状列石、万座環状列石)からなる縄文時代後 期の遺跡です。2021年に世界文化遺産の登録が決定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一部。現在、一帯を分断している県道は、今後移設されるとか。植樹祭には八幡平グリーンエナジー社の社員も参加しています。

鹿角のソウルフード
ホルモン幸楽
ホルモン幸楽
鹿角の味といえば、ホルモン鍋。1951年(昭和 26年)創業の「ホルモン幸楽」は、かつて尾去沢鉱山で働いていた人々の胃袋を満たし、現在も町の人々に愛されています。新鮮なホルモンと豆腐、キャベツをジンギスカン鍋で、調理するオリジナル料理。甘辛い味付けで、ごはんとビールが進みます! 持ち帰って、家で食べるご家庭も多いそう。

八幡平グリーンエナジー社が運転•保守を行う
地熱発電所と水力発電所

碇発電所
1907年(明治40年)に尾去沢鉱山に電力を供給するために設置された水力発電所。赤レンガ造りの建物は土木学会選奨土木遺産に認定されています! 外観は当時のままですが、内部はリニューアルされ、最先端の設備が稼働しています。


大沼地熱発電所
1974年(昭和49年)に国内3番目の地熱発電所として運転を開始。十和田八幡平国立公園内にあり、景観を損ねない高さに建てられています。



鹿角市、北秋田市にはグリーンエナジースポットがこんなに!
日々、自然との対話です
水力発電所の運営と保守は 自然との戦い。水路に流木や落ち葉、ゴミが堆積すると設備に悪影響が出るため、熊手で除去することも!

日常的にクマと遭遇
地熱発電所は、山深い場所にあるため、日常的にクマと遭遇。熊鈴をつけてクマにも配慮しながら仕事しています。豪雪地帯のため、冬は朝一に除雪をしてから仕事を始めます。

クマと人間、お互いに気を遣いながら共存しています

案内してくれた人
管理部 総務課 課長代理
柴森 昭彦さん
2009年入社。水力発電所、地熱発電所の保守を担当。今年4月より本部で管理業務を担当。地元のオススメスポットは、八幡平の頂上付近で融雪の頃に見られる奇跡の絶景「ドラゴンアイ」。

案内してくれた人
技術部 技術課 課長代理
和佐田 博史さん
2009年入社。地熱発電所の現場エンジニアを経て、現在は温泉の分析などの環境調査を担当。地元のオススメは秋田のお米と湧水で造った純米吟醸「花輪ばやし」。