三菱マテリアルの目指す姿-世界32カ国・1.6万人で共創した5つの価値観
この戦略を支えるのは、社員一人ひとりの力です。
当社は戦略の実行力を高めるため、2024年に全社的な「価値観」の見直しプロジェクトを実施しました。このプロジェクトには世界32カ国・約16,000人が参加し、若手からベテランまで現場のリアルな声を集め、新しい5つの価値観が協創されました。
本記事では、三菱マテリアルが目指す姿、その実現に向けて社員一人ひとりが大切にしている行動指針である「価値観」、そしてその先に描く成長の方向性について紹介します。
当社は戦略の実行力を高めるため、2024年に全社的な「価値観」の見直しプロジェクトを実施しました。このプロジェクトには世界32カ国・約16,000人が参加し、若手からベテランまで現場のリアルな声を集め、新しい5つの価値観が協創されました。
本記事では、三菱マテリアルが目指す姿、その実現に向けて社員一人ひとりが大切にしている行動指針である「価値観」、そしてその先に描く成長の方向性について紹介します。
三菱マテリアルグループの目指す姿
三菱マテリアルは、どんな会社?
三菱マテリアルの起源は1871年、三菱グループのルーツである九十九商会が鉱業へ進出し、炭鉱・金属鉱山経営を始めたことにあります。1917年には、三菱合資会社が直島製錬所を設置し、1974年には銅製錬プロセスにおいて世界で初めて「三菱連続製銅法」を採用するなど、技術革新を重ねてきました。
その後、超硬工具、銅加工品、電子部品、リサイクル、エネルギーなどへ事業を拡大し、社会や産業の変化に応じて進化を続けてきました。こうして培われた技術や事業基盤は、現在の資源循環ビジネスの競争力の源泉となっています。
環境や資源枯渇等が世界的な課題となる今、三菱マテリアルは“資源を使う企業”から“資源を循環させる企業”へと進化。
環境問題や資源制約が世界的な課題となる中、三菱マテリアルは“資源を使う企業”から“資源を循環させる企業”へ。これまでに築いてきた強みを生かしながら、「人と社会と地球のために、循環をデザインする」企業として持続可能な社会の実現に貢献しています。
その後、超硬工具、銅加工品、電子部品、リサイクル、エネルギーなどへ事業を拡大し、社会や産業の変化に応じて進化を続けてきました。こうして培われた技術や事業基盤は、現在の資源循環ビジネスの競争力の源泉となっています。
環境や資源枯渇等が世界的な課題となる今、三菱マテリアルは“資源を使う企業”から“資源を循環させる企業”へと進化。
環境問題や資源制約が世界的な課題となる中、三菱マテリアルは“資源を使う企業”から“資源を循環させる企業”へ。これまでに築いてきた強みを生かしながら、「人と社会と地球のために、循環をデザインする」企業として持続可能な社会の実現に貢献しています。
資源循環ビジネスと三菱マテリアルの強み
特に当社が競争優位性を持っているのが、非鉄金属を中核とした「資源循環ビジネス」です。
長年の製錬事業で培った不純物除去技術や、鉱山からリサイクル工場までをつなぐグローバルなネットワークを有し、近年注目される都市鉱山(E-Scrap)の処理能力は世界トップクラス。さらに、リチウムイオン電池からレアメタルを回収するブラックマス処理など、高度な技術・ノウハウを強みとしています。
長年の製錬事業で培った不純物除去技術や、鉱山からリサイクル工場までをつなぐグローバルなネットワークを有し、近年注目される都市鉱山(E-Scrap)の処理能力は世界トップクラス。さらに、リチウムイオン電池からレアメタルを回収するブラックマス処理など、高度な技術・ノウハウを強みとしています。
全世界を巻き込んだ価値観プロジェクトの全体像
2024年3月、三菱マテリアルグループは「価値観リニューアルプロジェクト」を始動しました。経営が一方的に定めるのではなく、社員一人ひとりが納得し、行動につなげられる指針をつくることを目的とした取り組みです。
世界32カ国・約16,000人が参加し、対話・投票・議論を重ねながら、新しい価値観が協創されました。
プロジェクトは以下のプロセスで進行しました。
1. アンバサダー対話:国内グループから公募で集まった多様な職種・年齢の有志社員が半日間のワークショップを実施。役職や肩書にとらわれず率直な意見交換を通じて『価値観の素案(15ドラフト)』を作成
2. 経営層との直接対話:アンバサダーが作成した素案をもとに経営層と意見交換。社員の想いと経営の視点をすり合わせ、投票案(10フレーズ)を決定
3. 全社投票:全世界32カ国、約16,000人が参加した多言語投票で共感度を定量的に測定
4. 執行役議論と決定:投票結果と寄せられたコメントを分析し、最終的な5つの価値観を決定
5. ワークショップ:全世界拠点で「自分たちの行動」に落とし込む対話を実施
全員参加で創り上げた価値観だからこそ、現場の判断や行動のよりどころとして息づいています。
世界32カ国・約16,000人が参加し、対話・投票・議論を重ねながら、新しい価値観が協創されました。
プロジェクトは以下のプロセスで進行しました。
1. アンバサダー対話:国内グループから公募で集まった多様な職種・年齢の有志社員が半日間のワークショップを実施。役職や肩書にとらわれず率直な意見交換を通じて『価値観の素案(15ドラフト)』を作成
2. 経営層との直接対話:アンバサダーが作成した素案をもとに経営層と意見交換。社員の想いと経営の視点をすり合わせ、投票案(10フレーズ)を決定
3. 全社投票:全世界32カ国、約16,000人が参加した多言語投票で共感度を定量的に測定
4. 執行役議論と決定:投票結果と寄せられたコメントを分析し、最終的な5つの価値観を決定
5. ワークショップ:全世界拠点で「自分たちの行動」に落とし込む対話を実施
全員参加で創り上げた価値観だからこそ、現場の判断や行動のよりどころとして息づいています。
価値観リニューアルプロジェクトのキックオフミーティングの様子
有志アンバサダー30名が語り合った「三菱マテリアルらしさ」
プロジェクトの出発点は、有志アンバサダー30名による対話です。「会社の未来を本気で考えたい」という想いを持つメンバーが、部署や年次を超えて集結。若手からベテランまで、多様なバックグラウンドを持つ社員が集まり率直な意見を交わしました。
ワークショップでは「三菱マテリアルの良いところ」「変わりたいと思うところ」「今足りない価値観は何か」などのテーマについて付箋に意見を書き出し、共通する考えや優先度を見える化しながら議論を深めました。
ワークショップでは「三菱マテリアルの良いところ」「変わりたいと思うところ」「今足りない価値観は何か」などのテーマについて付箋に意見を書き出し、共通する考えや優先度を見える化しながら議論を深めました。
付箋に書いた内容はグループ内で共有した
同じ意見はカテゴライズすることで必要な要素を抽出
1,000枚以上の付箋に書き出された意見からは、「仲間・チーム」、「社会」、「挑戦」、「未来」、「グローバル」、「技術」、「多様性」、「安全」、「スピード」、「誠実・真摯」、「自分ごと化」といったキーワードが浮かび上がりました。
アンバサダーの役割は、アイデアを出すだけではありません。職場に戻り、仲間との対話を広げる“橋渡し役”としても活躍しました。こうした草の根の動きが、全社投票での意見をよりリアルで多様なものにし、最終的な価値観が現場に受け入れられる土壌をつくりました。
このプロセスは、価値観を「経営が掲げる言葉」から「現場で共感し、行動に変わる言葉」へと進化させる大切な一歩でした。
アンバサダーの役割は、アイデアを出すだけではありません。職場に戻り、仲間との対話を広げる“橋渡し役”としても活躍しました。こうした草の根の動きが、全社投票での意見をよりリアルで多様なものにし、最終的な価値観が現場に受け入れられる土壌をつくりました。
このプロセスは、価値観を「経営が掲げる言葉」から「現場で共感し、行動に変わる言葉」へと進化させる大切な一歩でした。
世界32カ国・約16,000人の投票と執行役の議論
2024年5月からは、全世界の社員を対象とした投票フェーズがスタート。32カ国・19言語に対応したオンライン投票フォームを用意し、誰もが自分の言葉で参加できる環境を整えました。結果、約16,000人、全社員の約8割が投票に参加。自由記述欄には別の価値観の案やプロジェクトへの期待など、率直な声が多く寄せられました。
膨大なコメントは翻訳・分析され「どの案が幅広い共感を得ているか」「どの価値観が現場の行動につながるか」を徹底的に検証。その中で特に支持を集めたのは、「お互いの知識と経験でともに成長する」というフレーズ。個と組織の成長を重ね合わせる考え方に、多くの社員が共感しました。
次に議論を引き継いだのは執行役です。執行役が向き合ったのは、「私たちの目指す姿」を実現するために、どんな価値観が必要なのか。経営の視点から議論が重ねられました。
こうして、社員と経営の考え・想いを重ね合わせた「新しい価値観」が形になったのです。
膨大なコメントは翻訳・分析され「どの案が幅広い共感を得ているか」「どの価値観が現場の行動につながるか」を徹底的に検証。その中で特に支持を集めたのは、「お互いの知識と経験でともに成長する」というフレーズ。個と組織の成長を重ね合わせる考え方に、多くの社員が共感しました。
次に議論を引き継いだのは執行役です。執行役が向き合ったのは、「私たちの目指す姿」を実現するために、どんな価値観が必要なのか。経営の視点から議論が重ねられました。
こうして、社員と経営の考え・想いを重ね合わせた「新しい価値観」が形になったのです。
こうして生まれた5つの価値観「Our Values」
アンバサダーの対話、全社投票、そして執行役による議論―こうしたプロセスを経て生まれたのが、三菱マテリアルの5つの価値観です。
これらは単なるスローガンではなく、社員が日々の業務で意識しやすい言葉としてまとめられています。現在、19言語に翻訳され、世界中の社員へ展開されています。
挑戦 (Challenge)
失敗を恐れず、挑戦しよう
プライドとこだわりを持ってやり切ろう
変化 (Change)
これまでにない発想で自ら行動し、変化を起こそう
異なる個性を融合し、新たな力にしよう
成長 (Growth)
組織を越えて、互いの知識と経験を活かそう
勝ちにこだわり、目標達成の喜びを味わおう
称賛と感謝 (Praise & Gratitude)
称賛と感謝を言葉で伝え、成長を後押ししよう
より良い明日 (Better Tomorrow)
いかなる時も誠実であろう
人と社会と地球のために、より良い未来をつくろう
これらは単なるスローガンではなく、社員が日々の業務で意識しやすい言葉としてまとめられています。現在、19言語に翻訳され、世界中の社員へ展開されています。
挑戦 (Challenge)
失敗を恐れず、挑戦しよう
プライドとこだわりを持ってやり切ろう
変化 (Change)
これまでにない発想で自ら行動し、変化を起こそう
異なる個性を融合し、新たな力にしよう
成長 (Growth)
組織を越えて、互いの知識と経験を活かそう
勝ちにこだわり、目標達成の喜びを味わおう
称賛と感謝 (Praise & Gratitude)
称賛と感謝を言葉で伝え、成長を後押ししよう
より良い明日 (Better Tomorrow)
いかなる時も誠実であろう
人と社会と地球のために、より良い未来をつくろう
新たな価値観は、メインフレーズとサブフレーズで構成されている
世界中の職場で価値観を「自分ごと」にするワークショップ
新たな価値観は、策定がゴールではありません。むしろ、そこからが本当のスタートです。言葉を形骸化させず、現場で息づかせるために、2024年10月から半年間に渡り、全世界の拠点でワークショップを開催しました。
ワークショップでは、職場単位で価値観を自分たちの目標や日々の業務と照らし合わせ、「今できていること」と「これから伸ばしたいこと」を再認識し、互いの想いを語り合いながら価値観を業務にどう生かすかを一緒に考えました。
重要なのは、価値観が単なる言葉ではなく、個々人の働きがいや組織の目標とつながる存在になることです。ワークショップで交わされた会話や事例は社内ポータルで共有され、他拠点でも参考にできるようになっています。
こうして、価値観を「自分ごと」として実践する流れが広がっています。
ワークショップでは、職場単位で価値観を自分たちの目標や日々の業務と照らし合わせ、「今できていること」と「これから伸ばしたいこと」を再認識し、互いの想いを語り合いながら価値観を業務にどう生かすかを一緒に考えました。
重要なのは、価値観が単なる言葉ではなく、個々人の働きがいや組織の目標とつながる存在になることです。ワークショップで交わされた会話や事例は社内ポータルで共有され、他拠点でも参考にできるようになっています。
こうして、価値観を「自分ごと」として実践する流れが広がっています。
まとめ
三菱マテリアルグループが掲げる「私たちの目指す姿」を実現する源泉は、一人ひとりの行動です。全世界の社員が参加して生まれた5つの価値観は、日々の業務における判断や行動のよりどころとなっています。価値観を軸に、戦略へ、そして未来へ。三菱マテリアルはこれからも、「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」企業として歩み続けます。
